マットレス 洗い方

マットレスの基本的なメンテナンスと、汚れてしまった時のクリーニングのやり方を紹介します。

マットレスは消耗品ですが、使い方次第で寿命は短くも永くもなります。

必要最低限のメンテナンスをしながら、できるだけ末永く使っていきましょう。

洗えるマットレスと洗えないマットレス

ネルマットレス すのこベッドの上に乗せられたネルマットレスの横から見た風景

基本的に、マットレスで洗えるのは次のパーツのみです。

  • マットレスカバー

カバーも完全着脱できるものorできないものがあり、着脱できるタイプカバーのみを洗濯機で丸洗いします。

カバーが着脱できないタイプは、生地の表面の汚れを取り除くようにして洗います。

洗えるマットレスと洗えないマットレス

マットレス本体が丸洗いできるかは、芯材によります。

【丸洗いできる芯材】

  • ファイバー製マットレス。

ブレインスリープマットレス シャワーで洗浄

芯材がスプリング、ウレタン、ラテックス、ジェルなどの場合、一般家庭で洗うことはまずできません。

[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]実際には洗えなくもないんだけど…、一般家庭だと高確率で失敗するよ。[/chat]

マットレスの洗い方

ゴム手袋をした手でもったスプレーボトル

マットレスについた汚れは、汚れの種類に合わせて溶剤を使い分けるのが効率良く洗うポイントです。

時間が経つほど、汚れは落ちにくくなるので、すぐに対処するのをお忘れなく。

なお、カバーが着脱出来ない場合のクリーニング方法は共通していて、おおむね次の通りです。

  1. 薄めた溶剤をスプレーボトルに入れ、汚れた部分に吹き付ける。
  2. 汚れた部分を、綺麗なタオルに移しとるように叩く。
  3. 水分が残らないように、乾いたタオルなどでしっかりと拭き取る&乾かす

[jin-iconbox09]・カバーが取り外せる場合は、着脱して洗濯機で洗濯する。[/jin-iconbox09]

特に洗剤や重曹などを使った時は、かたく絞ったタオルで溶剤が残らないよう、しっかりと拭き取るのが大事です。

[jin-iconbox01]湿った部分は、放置するとカビの原因になりますので、扇風機などでしっかり乾かします。[/jin-iconbox01]

【汚れの原因別 使用溶剤と注意点】

  水溶性 油溶性 タンパク質 その他
原因例 コーヒー・ジュース・ワイン ボールペン・口紅・サラダ油 血液・牛乳・皮脂・汗染み カビ
使用溶剤 水・中性洗剤 中性洗剤・ベンジン 重曹 消毒用エタノール
注意点 洗剤残りが無いように、かたく絞ったタオルでしっかりと拭き取る。 ベンジンは色落ちする可能性あり。 ウール・シルクなど、動物性繊維には不可。 カビは除去できるものの、染み・痕はエタノールでは落ちない。

血液・汗染み・牛乳などの洗い方

血液・汗染み・牛乳は、タンパク質由来の汚れです。

効率良く汚れを落とすには、たんぱく質の分解作用がある重曹を使うのがおすすめです。

[ac-box01 title=”重曹の使い方はコチラ”]

汚れの種類:血液・牛乳・皮脂・汗染みなど・・・

【使い方】

  1. 重曹水(水100mlに重曹小さじ1)を作る。
  2. スプレーボトルでスプレーし、5分ほど放置する。
  3. 硬く絞ったタオルで水分を拭き取る。
  4. ❷~❸を繰り返す。
  • 溶剤残りがないようにしっかりと拭き取る。
  • 乾燥させる。
  • たんぱく質を分解する性質があるので、ウール・シルクなど、動物性繊維への使用は不可。

[/ac-box01]

口紅・ボールペン・チョコなどの洗い方

ボールペン・口紅などの汚れの特徴は、油性というトコロ。

一般的な水溶性洗剤では落ちにくいため、ベンジンなどを使って洗うのが効果的です。

[ac-box01 title=”ベンジンの使い方はコチラ”]

汚れの種類:ボールペン・口紅・サラダ油・チョコレートなど・・・

【使い方】

  1. タオルに数滴たらし、汚れ部位を軽く。
  2. 汚れが取れるまでを繰り返す。
  • 色落ちする可能性がある。
  • 揮発性の高い有機溶剤なので、換気必須。
  • 引火性なので、火気の近くでは使わない。

[/ac-box01]

カビの洗い方

カビ汚れの特徴は、が根を張っているところです。

表面の汚れだけをとっても菌糸が残っているとすぐに黒ずみが復活するので、消毒用エタノールなどでしっかりと殺菌することが大事です。

[ac-box01 title=”消毒用エタノールの使い方はコチラ”]

汚れの種類:カビ

【使い方】

  1. スプレーボトルにエタノールを入れて吹き付ける。
  2. 1時間ほど放置し、軽く絞ったタオルで叩くようにカビを拭き取る。
  3. ❷~❸を繰り返す。
  • ふき取り時の水分はしっかり乾かす。
  • カビそのものは除去できるものの、カビの痕はエタノールだけではとれない。
  • 無水エタノールを使う場合は、20%ほど水を混ぜて使う。

[/ac-box01]

おしっこの洗い方

おねしょで気になる匂いは、アンモニアが原因です。

アンモニアはアルカリ性なので、酸性のクエン酸で洗うのが効果的です。

[ac-box01 title=”クエン酸の使い方はコチラ”]

汚れの種類:尿

【使い方】

  1. スプレーボトルにクエン酸水入れて吹き付ける。
  2. 軽く絞ったタオルで叩くようにカビを拭き取る。
  3. ❶~❷を繰り返す。
  • カバーが取り外せる場合は洗濯機で洗う。
  • ふき取り時の水分はしっかり乾かす。
  • 塩素系洗剤と混ぜるのは厳禁

[/ac-box01]

洗う頻度を下げる方法

イラスト 洗濯機

シーツ類の洗濯頻度

マットレスも下着と同じ身体に直接触れるアイテムなので、皮脂でけっこう汚れます。

マットレス本体を洗うことはできないのがほとんどなので、汚れやすい表層には取り外しできるシーツやパッド類を敷き、シーツ・パッド類を定期的に洗濯するとマットレス本体を洗う頻度を減らせます。

【マットレスの3つの防汚アイテム】

  • 敷きパッド
  • シーツ
  • ベッドパッド

\シーツ・パッド類の重ねる順序/敷きパッドとベッドパッドの装着イメージ図解

【パッド類の主な役割と理想的な洗濯スパン】

  敷きパッド シーツ ベッドパッド
役割 防汚・肌触り・保温 防汚 柔軟性・保温・吸放湿
洗濯頻度 1週間ごと 1週間ごと 半年ごと

ちなみに、敷パッドとシーツはほぼ同じ役割なので、どちらかを使えば良いです。

パッド類の違い・使い方・おすすめなどをまとめました。よろしければコチラもご覧ください。

http://vicare.site/bed-pad/

湿気対策

マットレスがカビる原因は湿気です。

湿気はマットレスの劣化を促進するだけでなく、カビダニの発生原因にもなるため、健康・衛生上の理由からも予め対策しておくのがおすすめです。

対策におすすめなのは次の2ツールです。

【湿気予防の必須ツール&アイテム】

  • ベッドフレーム
  • 除湿シート

対策1.ベッドフレーム

白いベッドマットが置かれた室内風景

マットレスは、ベッドフレームの活用がマストと言っても過言ではありません。

フローリングや畳へのマットレス直敷は、流動力学的にも湿気だまりが起きやすく、簡単に結露ができてマットレスを濡らします。

湿った空気が常に集まり続けるので常にじめじめして、カビが発生しやすい環境になります。

湿気だまりを解消するポイントは 床から5cm以上の隙間 を作ることです。

ベッドフレームを選ぶポイントとおすすめのフレームについてまとめました。詳しくお知りになりたい方はコチラもご覧ください。

http://vicare.site/bed-frame/

対策2.除湿シート

床面からの湿気には、すのこよりも除湿シートの方が効果が高いです。

ちなみに、わたしがおすすめなのは モットンの除湿シート です。

モットン 除湿シート

[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]こんな薄いシートなのに、効果は大きい。[/chat]

モットンというと、山本昌さんがイメージキャラクターの高反発マットレスが有名ですが、除湿シートの性能がすこぶる良いです。

主な特徴は次の通り。

  1. くり返し使えて経済的。
  2. 干し時が分かる湿気お知らせセンサー付き。
  3. アンモニアに対する消臭性が特に強い。
  4. 耐久性が高い。
  5. 吸水・吸湿の繰り返しによる吸水性能の低下がみられない。
  6. 塩分の含まれた寝汗もしっかり吸収。

第三者機関による性能テストでは、某大手ネットショップの1位・7位の製品よりも好成績をたたき出すほどの高性能です。

モットン 除湿シート 公式サイト

[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]有ると無いとでは明らかに結果が変わるので、忙しい方や面倒臭がりやさんには特におすすめ。[/chat]

対策3.除湿

換気する女性

ベッドフレームを使っても、マットレスには湿気が溜まります。

なので、定期的にマットレス本体の除湿を行う必要があります。

【マットレスを除湿する3つの方法】

  • 掛け布団をめくる。
  • 部屋干し。
  • 扇風機かけ。

掛け布団をめくる

頻度 マットレス厚 注意点
毎日 全て なし

朝起きた時のルーティンにしたい除湿が、掛け布団をめくる方法です。

日常的なベッドメイクでは、敷布団をかけない

ベッドの掛け布団は、全てマットレスに被せてしまった方が綺麗に見えますが、布団内に溜まった湿気も溜め込んでしまうので、あまり良い方法ではありません。

おすすめは、掛け布団を足元or枕元へ寄せるようにめくって、マットレス上面を空気に触れさせる方法で、布団内に溜まった湿気を発散させつつ、マットレス上面も乾燥させることができます。

手間もかからないため、習慣化するのがおすすめです。

部屋干しする

頻度 マットレス厚 注意点
3ヵ月ごと 10cm以上 天日干しNG

10cm以上の厚みがあるマットレスなら、3ヵ月に1度は部屋干しするのがおすすめです。

やり方は簡単で、自立させるか、壁に立てかけてマットレスの上下面が通気するようにします。

\壁に立てかけるように上下面を通気させるイメージで/三つ折り出来ないマットレスの室内干しのイメージ図

できるだけ通気のよい部屋で行うのがポイントです。

【マットレスの天日干しNGについて】

マットレスには、直射日光に弱い素材が使われていることが多いため、原則として室外に干すのはNGです。

扇風機を使う

頻度 マットレス厚 注意点
3ヵ月ごと 10cm以下 or 極厚 熱風は、マットレスによってはNG。

自立できない程マットレスが薄い場合や、重すぎて立てかける事が出来ない場合は、扇風機を使ってマットレスの上面を乾燥させましょう。

マットレスが湿気る原因と対策についてまとめました。結露のプロセスなど、詳しくお知りになりたい方はコチラもご覧ください。

http://vicare.site/mattress-breathable/

対策4.ダニ

ダニ進入禁止のマーク

マットレスに発生したダニを、一般家庭の設備と薬剤で根絶するのは不可能です。

なので、除湿による繁殖予防アレルゲンの除去を小まめに行うことが基本的な対応です。

【アレルゲン(ダニ生体・ふん・死骸)の除去方法】

  1. カバーが取り外し&洗濯できる場合は洗濯する。
  2. マットレス本体を掃除機で吸い取る。
  3. 熱源利用の制限がなければ、布団乾燥機をかける。
  4. 再度掃除機をかけ、死滅したアレルゲンを除去する。

ちなみに、薬剤布団乾燥機を使っても、ダニは距離をとって逃げきることが多いため、大きな効果は期待できません

確実にマットレスからのダニを遮断したい場合は、ダニが透過できないシーツを使うのが最も効果があります。

【ダニ通過率0%!ディーガードのシーツ】

ダニが侵入できないほどの細かい繊維構造で、物理的にダニの侵入を防ぐシーツです。

洗濯もできる5年保証の日本製で、第三者機関での防ダニ・耐久テストもクリア済みの高性能×高品質!

また、ダニがいるのはマットレスだけではないため、掛け布団・毛布などへの対策も併せて行います。

ちなみに、ディーガードでは、布団用カバーもラインナップされているので、布団も防ダニカバーにしてしまうのは非常に合理的な対策と言えます。

\布団・マットレスへの掃除機かけなら布団クリーナーが効率的/

マットレスの洗い方 まとめ

人_フローリングに座る、ダメージジーンズをはいた女性の足元

マットレス本体が汚れた場合は、時間を空けずに速やかに汚れを取り除くのがおすすめです。

【マットレスの洗い方】

  • カバーが取り外せるタイプカバーを取り外して洗濯機で丸洗いする。
  • カバーが取り外せないタイプ・芯材を洗うとき溶剤と乾いたタオルを使って洗う。

直接洗うときは、汚れの種類(水性・油性・タンパク質・カビ)によって、使う溶剤を変えるのもポイントです。

最期に。

ダニは薬剤や乾燥機を使っても完全に取り除くのは不可能なので、小まめな掃除機かけとカバー類の洗濯を行うようにしましょう。

ダニ 禁止マーク

メンテナンス頻度を減らし、より確実な対策をしたいなら、目の細かい特殊なシーツを使ってダニの透過率を下げるのが最も効果が高いです。

[ac-box01 title=”ダニ透過率0%!5年保証付きのおすすめのシーツはコチラ”]

【ダニ通過率0%!ディーガードのシーツ】

ダニが侵入できないほどの細かい繊維構造で、物理的にダニの侵入を防ぐシーツです。

洗濯もできる5年保証の日本製で、第三者機関での耐久・防ダニテストもクリア済みの高性能×高品質!

なお、ダニがいるのはマットレスだけではないため、掛け布団・毛布などへの対策も併せて行いましょう。

ディーガードでは、布団用カバーもラインナップされているので、布団・マットレスともども防ダニカバー対策ができます。


[/ac-box01]

マットレスは、メンテナンス次第永く・衛生的に利用できます。

無理のない範囲で、コンスタントにメンテナンスしてずっと快適な睡眠環境を維持していきましょう。

 

http://vicare.site/cost-performance-calculation/

http://vicare.site/throw-away-mattress/

◎人気×おすすめのマットレス

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