
マニフレックスは通気性のあるウレタンを使ってますが、環境と使い方次第でカビは発生します。
マニフレックスをカビさせないお手入れ方法と対策、生えてしまったカビの落とし方について紹介していきます。
気になっていた方、よろしければお役立てください。
マニフレックスのカビ対策
マットレスのカビは、事前の対策とコンスタントなメンテナンスをすることで、大部分を防げます。
マニフレックスのように、通気するウレタンマットレスだとより効果的です。
対策1.パッド
マットレスの上面は寝汗を吸収しやすいエリア。
一見カビに不利そうに感じますが、パッドやシーツは簡単に取り外して洗濯できるアイテムなので、意外とお手入れはカンタンです。
【パッド・シーツ 交換の目安】
マットレスの一番上に置くパッド・シーツは、衛生的な観点からもコンスタントにクリーニングするのがおすすめです。
- 目安:1回/1週~2週
クリーニングの頻度を下げたい方向けの おすすめアイデア は2つです。
【クリーニング頻度を下げる2つのアイデア】
❶季節に応じたパッドを使う
特に夏場は、季節に合わないパッドを使うと余計な汗をかきますし、クリーニングも大変になります。
夏用パッドの特徴:吸水性&速乾性に優れ、寝汗を溜め難く、洗濯してもすぐ乾く。
❷ 掛け布団を全面にかけない
ベッドメイクでは、つい綺麗に布団をかぶせてしまいがちです。
が、敢えて掛け布団をかけずに放置すると、マットレス上面の乾燥が促され、適度な除湿ができます。
- 頻度:毎日
- 湿気の激しい時期:マットレス上面に掛け布団を乗せず、扇風機の風を当てて、マットレス上面を乾燥させる。
対策2.除湿シート
マットレス下面は結露が起こりやすいエリア。
対策はシンプルで、可能な限り床面から距離をとるのが正解です。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]マットレスのカビ対策は、ベッドを使うのが最も効果的ってコト。[/chat]
[ac-box01 title=”ベッドフレームが結露を防ぐ仕組み”]
ベッドフレームは、水分を含んだ空気を留まらせないことで結露を防ぎます。
\床にマットレスを設置した時に湿気が溜まるプロセス/
床面に敷いたマットレスと床が面した角では空気の対流が少ないので、比重の重い湿った空気が溜まりやすいエリアと化します。
そして、時間と共に湿気を含んだ空気は集合&合体し続けるので、やがて水蒸気含有量が増加し、温度変化が伴うと「あっ」という間に結露します。

そして、ベッドフレームで「床とマットレスの間に空間を作る」と、湿気だまりの原因となる「床に面した遮蔽物エリア」がなくなるので、結露は発生しずらくなります。
\マットレスと床に距離を作ると湿気溜まりがなくなる/
床に遮蔽物がない場合、湿気を含んだ空気は留まらずに対流するため、水蒸気が飽和することもありません。

床下にスペースを作るだけのことですが、効果は絶大です。
【水分を含んだ空気の特性】
床に直置きするとカビやすいのは水分を含んだ空気が溜まりやすいから…。
- 空気は湿気を含むと重くなり、床面付近を漂う性質がある。
- 湿った空気は床に面した遮蔽物に溜まりやすい。
- 湿気を含んだ空気は結合していくことで空気中の水蒸気濃度も上がる。
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[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]マットレスは、ベッドの上に乗せて使うのがマストだよ。[/chat]
また、ベッドの上に置いた場合でもマットレスの床面はカビ易いため、マットレスは大丈夫でもベッドがカビることも珍しくありません。
よって、できるだけおすすめしたい対策は、敷くだけ簡単!?な 除湿シート の活用です。
[box01 title=”おすすめ 除湿シート”]
わたしがおすすめなのは、モットンの除湿シートです。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]こんな薄いシートが、大きな違いに。[/chat]
主な特徴は次の通り。
くり返し使えて経済的。
- 干し時が分かる湿気お知らせセンサー付き。
- アンモニアに対する消臭性が特に強い。
- 耐久性が高い。
- 吸水・吸湿の繰り返しによる吸水性能の低下がみられない。
- 塩分の含まれた寝汗もしっかり吸収。
第三者機関による性能テストでは、某大手ネットショップの1位・7位の製品よりも好成績をたたき出すほどの高性能です。
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除湿シートもノーメンテでは使い続けられないので、定期的な取り換えor乾燥は必要になります。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]有ると無いとでは明らかに変わってくるので、忙しい方におすすめだよ。[/chat]
対策3.部屋干し
最も基本的で有効なマットレスのカビ対策は部屋干しです。
難しいことではないので、ローテーションを兼ねてコンスタントに部屋干ししてください。
◎厚みあり×折れないタイプ
- 通気性のよい場所の壁に立てかけます。
- 普段は通気しない下面を中心に通気させるイメージで干します。
◎三つ折りタイプ
- Z型に軽く折って、横向きに自立させながら乾燥させます。
◎厚みの無い布団タイプ
- 布団干しを使って室内に干します。
- 難しいときは、ベッドやソファーなどの高さがあるものに、上面に何も乗せずに通気させます。
マットレスには、日光や温度が苦手な素材が多いため、天日干しができないものがほとんどです。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]マットレスは室内で干すのがキホン。[/chat]
マニフレックスのカビ取り
カビは、水と洗剤があれば簡単に洗い落とせますが、マニフレックスは本体の水洗いは出来ません。
万一カビが発生してしまったときは、次の方法で対処するのがおすすめです。
カビの落とし方
マットレス本体に生えたカビは、消毒用エタノールでカビ本体を除去・死滅させるのが最も効果的な取り方です。
【消毒用エタノールの使い方】
- スプレーボトルにエタノールを入れて吹き付ける。
- 1時間ほど放置し、軽く絞ったタオルで叩くようにカビを拭き取る。
- ❷~❸を繰り返す。
- ふき取り後の水分はしっかり乾かす。
- カビそのものは除去できるものの、カビの痕はエタノールではとれない。
- 無水エタノールを使う場合は、20%ほど水を混ぜて使う。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]カビの除去には殺菌力の強い消毒用エタノール(無水エタノールではないよ!)を使おう。[/chat]
洗濯方法
マニフレックスの主素材であるウレタンは、水洗いすると繊維が弱くなり、ぐにゃぐにゃになるか粉々になるのが一般的です。
マニフレックスも、素人が家庭で洗濯してしまうとほぼ間違いなく壊してしまうのですが、一部の寝具専門ストアではクリーニング対応が可能です。
ちなみに、普通のクリーニングショップだと対応してもらえないので、問い合わせるなら寝具専門店の方がおすすめです。
【マニフレックスのクリーニングについて】
- 対応可能ストア:一部の寝具専門店
- 料金目安:5,000~10,000円
根が深く入り込んだカビはクリーニングしても黒っぽい痕が残りますが、根っこまで綺麗に除去できるので、とっても衛生的です。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]マニフレックス正規取扱店なら、クリーニング対応のストアが多いよ。[/chat]
処分
あまりにも状態が酷い場合や、その他にも劣化が見られるときは、新しく買いなおす方が安いかもしれません。
【マニフレックスのヘタリ保証≒耐久年】
- トッパー・フトン類:3年
- マットレス類:10年~12年
なお、マニフレックスの芯材はウレタンなので、カッター1本で簡単に分解できます。
【マニフレックスの分解方法】
- カバー:布地なのでそのまま丸めて指定のビニールゴミに入れられます。
- 芯材:ゴミ袋に入る大きさにカットします。手でもちぎれますが、カッターでざくざくカットしていった方が楽です。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]マニフレックスは処分が楽チン。[/chat]
マニフレックスの保証とカビ
カビの保証について
マニフレックスは高耐久&長期保証ですが、カビは保証対象外となっています。
(マニフレックス公式 「保証について」)
保証とは、芯材の変形凹に対する保証です。
側地の汚れ、破損については対象外です。引用:https://www.magniflex.jp/guide/guarantee.html
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]カビは自己責任なので、普段のメンテナンスで防ごうね。[/chat]
マットレスへのカビのデメリット
カビの悪影響について
カビといえば 黒カビ・青カビ・赤カビ がポピュラーですが、マットレスに生えるのは主に黒カビで、メリットは微塵もありません。
【黒カビのデメリット】
◎根を張る
- 素材深くに根を張ることで素材を侵食し、マットレスの劣化を早めます。
- また、表面に見える黒カビを拭き取っても根が残るため、すぐに復活します。
◎胞子が舞う
- 胞子は軽いので簡単に浮遊し、部屋のあちこちにも黒カビを発生させます。
- 舞い込んだ胞子を吸い込むと、喘息やアレルギーを引き起こすことがあります。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]マットレスに限らず、万一見つけたら小まめに除去したいっ。[/chat]
カビが生える原因について
マットレスのカビる原因は、生える場所によって異なります。
- 上面のカビる原因:寝汗。
- 側面・下面のカビる原因:結露。
なお、側面や下面は、普段目につき難いものの、マットレスの利用頻度・温度・季節に関係なく、室内の環境次第で発生するため注意が必要です。
【結露発生の2STEP】
- 水分を含んだ空気が集まる。
- 空気が冷える。
上記の単独か2つが組み合わさることで結露は発生します。
- 空気は、気温に対応した水分量を貯蓄します。
- 湿気が1箇所に集まって、飽和水蒸気量を超えると水(結露)になります。
- 飽和水蒸気量は、気温が低いほど少ないので、空気が冷えると一気に結露が発生します。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]結露は、急激な温度変化と非通気性がコラボすることで発生する、単純な物理なんだ。[/chat]
なお、結露は 温度変化がおきやすい場所 や 通気の良くないところ で起こりやすくなります。
【結露が起きやすいエリア】
結露が起きやすいのは、おおむね以下の3箇所です。
● 床と設置している面
床面を漂う湿った空気が溜まりやすく、結露を起こしやすい。
● 窓や金属製品周りの面
窓や金属がある方面は、空気が急激に冷えやすく、結露を起こしやすい。
● マットレスの中
閉鎖空間のため、湿った空気が溜まりやすい。
スプリングマットレスの場合は、金属による冷却効果もプラスされ、結露を促進させる。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]冬場に湿りがちな窓・金属パーツ周辺が、カビ易いトコロだよ。[/chat]
マニフレックス マットレスとカビ まとめ
マニフレックスのウレタンには通気性があるのでカビ難いのが特徴です。
ただし、高温多湿の日本だと使い方によってはカンタンにカビるので、簡単なお手入れをコンスタントにやっていくのがカビさせないポイントです。
【おすすめの対策&お手入れ】
- 除湿シートを敷き込む。
- 起床後は、掛け布団を全面にかけたままにしない。
- シーツ・パッドを定期的(1~2週間ごと)に交換する。
- 数か月に1度は本体を部屋干しする。
お手入れはたったこれだけですが、カビないどころかマットレス本体の寿命を最大化してくれるので、ぜひ習慣化してみてください。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]カビは、毎日のちょっとしたお手入れで生えにくくできる。[/chat]
http://vicare.site/magniflex-pillow/