
良い枕は 寝つき・眠りの深さ を最適化し、睡眠効率を格段に上げてくれるアイテムです。
一方で「気に入った枕になかなか出会えない…」という声もたびたび聞かれ、自分にぴったりの枕を見つけるのは難しいのでは?と思われがちなアイテムです。
そんな枕の選び方と、失敗しにくいおすすめの枕を紹介します。
枕難民の方、ワンランク上の睡眠を手に入れたいと考えている方、ぜひ参考にしてください。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]本当によい枕は、人を選ばない。[/chat]
枕の選び方
枕を選ぶポイントは4つです。
- 値段
- 高さ
- 素材
- 形状
枕の選び方1. 値段
意外と知られていないですが、安い枕に良いモノはありません。
少なくとも1万円以下の製品は ただのクッションと同じで、枕としては役に立ちません。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]これは断言できるやつ。安すぎる枕はお金を浪費するだけ。[/chat]
【枕の価格と品質の相場】
- ~1万円:耐久性・保持力・造形の全てが甘い。睡眠の質を低下させるので選んではダメ。
- 1万円~2万円:良品がたくさん。耐久性に難アリなので、コンスタントな買い替え必須。
- 2万円~4万円:枕としての基本性能は高い。高さが適正なら失敗することもほぼない。
- 4万円~:基本性能は2~4万円台と同程度。使用している素材が高級なだけ。
狙い目は1万円~4万円です。
逆に、4万円以上出しても品質・耐久性がさらに良くなるわけではないので、コスパ的におすすめしません。
枕の選び方2. 高さ
枕選びで最も大事なのが高さのマッチング。
高さがミスマッチだと、違和感で眠れない・途中で目が覚める・寝起き後に首・肩が痛いなどのデメリットが生じます。
基本は次の方法で枕高さにアタリを付けます。
【枕高さの算出方法】
- 枕の高さ=❶頸椎の凹み距離+❷2cm(頭を乗せた時に沈み込むと想定される深さ)。
- 枕の沈み込む深さは、枕の材質・マットレスとの組みあわせ・使用者の体重で変わります。
- 上記を元に変動要素をプラス・マイナスしながら最適な高さを予想します。
頸椎の凹み距離の測り方
枕の沈み込む深さには変動要素がありますが、頸椎の凹み距離はそう頻繁に変わるものではありません。
まずは自分の「頸椎の凹み距離」を測って、枕選びの基準値にするのが最も基本的な考え方です。
[ac-box01 title=”自分に最適な枕高の測り方”]
自分に最適な枕高は、次の方法で計測します。
❶ 背中から頸椎までを計測する
頸椎の距離は、肩甲骨の凸部分から頸椎の一番くぼんだ所までの距離を測ります。
[jin-iconbox07]最もポピュラーな方法は、壁に背中を付けて、壁からの距離を測る方法です。
注意点:後頭部は無理に壁に付けず、出来るだけ自然な姿勢で測ります。[/jin-iconbox07]
※頸椎~背中の計測は、専用の器具がない限り2人掛りでチェックしても正確な値を出すことは難しいです。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]厳密な値ではなくても、自分の頸椎高さを把握しておくと枕選びの精度はぐっと高くなるよ。[/chat]
【頸椎までの距離(日本人平均)】
ちなみに、日本人の平均は以下の通り。
面倒な方はコチラを参考にしてください。
- 男性:5cm~6cm
- 女性:3cm~4cm
❷ 枕の沈み込む深さを想定する(差し引く)
頭を乗せた時の「沈み込むと予想される深さ分の厚み」を枕の高さに加えます。
枕には様々なカタチがありますが、一番膨らんだところの沈み込む深さを、枕高にプラスします。
素材によって沈み込む深さは様々ですが、ざっくりと「沈み込む深さ=2cm」を提案するメーカーも多いです。
[jin-iconbox01]・セルフチェックでは必ず誤差が出ます。
・自己計測した高さは、ひとつの目安としてください。[/jin-iconbox01]
[/ac-box01]
最適な枕高さが変わる要素
枕の高さが変わる要素は主に2つ。
- 枕の素材(柔らかさ)
- 使用者の体重
❶「枕の素材(柔らかさ)」はメーカーが出してる適合表を参考にするしかありません。
推奨が普段使ってる枕よりも高いor低いと感じる場合も、メーカー推奨に従った方が失敗し難い理由がコレです。
❷「使用者の体重」は頭の重さに影響します。以下を目安にすると良いです。
- 53kg以下:軽め。左記より軽くなるほど推奨より低い方が合う可能性が高くなる。
- 53kg~60kg:標準。推奨高さがベスト。
- 60kg以上:重め。左記より重くなるほど推奨より高い方が合う可能性が高くなる。
高さでどうしても迷った時は、ワンサイズ低めにしておくのがおすすめです。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]枕に高さをプラスするのは簡単だけど、枕を低くするのは難しいから。[/chat]
- 枕の最適な高さは「枕の硬さ+マットレスの硬さ+頭の重さ+頸椎の凹み距離」で変わるため、メーカーやモデルが変われば最適解も変わるのが普通。
- 枕高さはメーカー推奨に倣うのが基本。体重が軽すぎるor重すぎる場合にのみ、推奨サイズより前後することも考える。
- 迷った時はワンサイズ低いものを選ぶ。
枕の選び方3. 素材
枕の特徴を左右するのは芯に使われる素材です。
特に芯材が大部分を占めるようなシンプルな枕ほど、硬さ・通気性・反発力 の性能が芯材に大きく依存します。
【枕によく使われる素材 一覧】
素材 | 硬さ | 通気性 | 反発力 | 防ダニ | 水洗い |
ビーズ | 硬 | △ | 低 | ◎ | × |
ポリエステル綿 | 硬 | ◎ | 並 | ◎ | ◎ |
フェザー | 硬 | ◎ | 並 | × | × |
低反発ウレタン | 硬 | × | 低 | ◎ | × |
高反発ウレタン | 硬・柔 | △ | 高 | ◎ | × |
ラテックス | 硬 | × | 高 | ◎ | × |
ジェル | 柔 | × | 高 | ◎ | × |
パイプ | 柔 | ◎ | 並 | ◎ | × |
そば殻 | 柔 | ◎ | 並 | × | × |
ヒノキ | 柔 | ◎ | 並 | × | × |
ファイバー | 柔 | ◎ | 高 | ◎ | ◎ |
【性能項目 捕捉】
- 硬さ:沈み込む深さや寝心地に影響する。
- 通気性:寝つきの良さや睡眠の深さに影響する。
- 反発力:寝返りをサポートし、健全な睡眠サイクルに影響する。
薄い袋に詰めただけのシンプルな枕はモロに素材の影響を受けますが、立体縫製や多層構造になってる枕だと、素材の弱点が打ち消されていることも多いです。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]立体縫製や多層構造の枕は、高確率で上質な寝心地になるよ。[/chat]
【枕の寝心地を上質にする構造例】
- 立体縫製で硬さや高さに変化をつける。
- 異素材を組み合わせる。
- 詰め物を厚くする。
- 性質の異なる同一素材を重ねる。
- シンプルな構造の枕:芯材のメリットとデメリットが顕著。
- 立体縫製・多層構造の枕:芯材のデメリットがほとんどなく、メリットのみが際立つ。
枕の選び方4. 形状
ついルックスだけで選んでしまいたくなるほど 枕のカタチはユニークで豊富ですが、それぞれの形には意味があります。
選ぶ基準となるのは、ルックスではなくメインの寝方と頸椎カーブの形です。
【枕の形状と特徴】
種類 | おすすめの寝方 | 頸椎カーブ | 特徴 |
凹型![]() |
仰向けメイン | 標準 | 後頭部の収まりが良い。 仰向け寝メインで抜群の安定感。 |
十字凹み型![]() |
寝返り多い | 標準 | 仰向け・横向きへの移動がスムーズ。頭の収まりも良い。 |
オーバル![]() |
万能 | ストレートネック | オーソドックスなタイプ。 背中から乗せることで頸椎への負荷を調整できるのでストレートネックの方におすすめ。 |
特殊型![]() |
横向き寝 | ストレートネック 標準 |
横向き寝に特化した作りで高さ・硬さがあり、いびき持ちや無呼吸症の方にもおすすめ。 横向き寝自体が頸椎カーブを圧迫しないのでストレートネックの方にもおすすめ。 |
背中から乗せる![]() |
万能 | ストレートネック 標準 |
背中+後頭部を理想的な角度で支えるため高さの概念がない。 高さに敏感な方におすすめ。 |
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]好きな寝方と頸椎カーブの特徴で形を絞るのはむしろおすすめ。[/chat]
枕の幅
寝相が良い人でも、睡眠中は頻繁にコロコロ動きます。
スムーズな寝返りを打つためにも、幅は最低でも60cm程度あるのが理想です。
[jin-iconbox07]・理想的な枕幅:60cm程度/一人あたり[/jin-iconbox07]
枕のおすすめ人気ランキング・比較
枕難民に支持される人気枕を 厳選&ランキング しました。
情報ソースは、各種口コミサイトからの評価情報+わたしのリアルな使用感の総合評価です。
【ランキング&比較 要素】
- 体圧分散性
- 通気性
- 耐久性
- 価格
- 睡眠効率の良さ
ブレインスリープピロー スタンダード
ブレインスリープピロー スタンダードは、「スタンフォード式 最高の睡眠」の著者でも有名な 西野精治博士 監修の高品質枕。
エビデンスの低いバイオリズムやリラックス効果を狙ったアプローチとは一線を期し、睡眠サイクルで最も重要な 寝入りの90分 へ睡眠科学的にアプローチ。
非常に作り込まれた構造で、3層構造×5ゾーニングで寝心地は上質。
速く、深く、質の高い 睡眠をサポートするのが特徴です。
【ブレインスリープピロー スタンダード 仕様】
- 価格(定価):33,000円
- 芯素材:ファイバー
- 構造:3層
- 高さ調整:2段階
- 奥行き×幅(cm):35cm×60cm
- 高さ:6cm・8cm/9cm・11cm/12cm・14cm
- 反発性:高反発
- 硬さ:柔らかい
- 通気性:◎
- 耐久性(密度):非公表
- 保証:×
- お試し:×
- サイズ交換:30日間
http://vicare.site/brainsleeppillow-standard/
テクノジェルピロー
テクノジェル ピローは 医療用ジェル&ハイブリットウレタン を使用した多層構造枕。
しっとりと頭を包む体圧分散性と沈み過ぎない保持力のバランスが秀逸です。
頭に籠りがちな熱も、ジェルと通気孔が効率よく排熱。スムーズな寝つきと睡眠サイクルをサポートします。
けっこう沈み込む枕ですが、頭を支えるサポート力も充分。
底付きすることもないので、頸椎の負担軽減と気道確保もばっちりです。
10年相当の耐久テスト にもクリアした超耐久アイテムなので、驚くほどコスパが良い点も見逃せないポイントです。
【テクノジェルピロー 仕様】
- 芯材:ジェル+中反発ウレタン
- 構造:2層構造
- 体圧分散:◎
- 通気性:○
- サポート力:◎
- サイズ(奥行き×幅):40cm×66cm
- 高さ:7cm・9cm・11cm・14cm
- メーカー保証:3年間
- お試し:×
- 価格(税込):24,200円~42,900円
http://vicare.site/technogelpillow/
キュアレ THE MAKURA
THE MAKURAは、寝ている間に整体効果を得られる枕として、日本で唯一特許を取得している整体枕。
\特許・意匠登録 認定証/
芯材には、医療やスポーツ選手のクッションに使われるエラストゴムパイプを使用。
静かで粘り強く、通気性・耐久性に優れた性質を持ちます。
背中ごと乗せる形状が頸椎にストレスをかけることなく頭と姿勢をサポートするのが特徴で、横向き寝⇔仰向け寝のどちらにも対応します。
何をやっても 首が落ちつかない・首肩こりが止まらない方 からの評価も高く、枕ジプシーの最終兵器になることも珍しくありません。
【THE MAKURA 仕様】
- 芯材:エラストゴムパイプ
- 構造:1層+三段縫製
- 体圧分散:△
- 通気性:○
- サポート力:◎
- サイズ(奥行き×幅):32cm×58cm
- 高さ:5cm
- メーカー保証:×
- お試し:×
- 価格(税込):33,000円
http://vicare.site/curere/
エアウィーヴ枕
アスリートや著名人でも利用者の多い 通気性と反発性に優れたファイバー寝具のパイオニア。
高反発ファイバーが寝返りをサポートすることで、首・肩の疲労軽減と睡眠サイクルの効率化。寝起き熟睡感への評価も高いです。
芯材の抜き差しによる高さ調整も可能だから、高さに敏感なひとにもひと安心。
カバー・中材は水洗いもOK。ダニ・カビ・埃も簡単に洗い流せるので、いつも衛生的に使えるのも嬉しいメリット。
ブレインスリープと良く比較されますが、ゾーニングや構造的な面ではエアウィーヴの方がシンプル。価格もリーズナブルです。
【エアウィーヴ ピロー 仕様】
- 芯材:ファイバー
- 構造:1層
- 体圧分散:○
- 通気性:◎
- サポート力:◎
- サイズ(奥行き×幅):40cm×56cm(66cm)
- 高さ:7cm~12cm
- メーカー保証:1年
- お試し:×
- 価格(税込):15,180円~25,300円
\エアウィーヴ ピロー S-Line/
\エアウィーヴ ピロー スタンダード/
http://vicare.site/airweave-pillow/
テンピュール 枕
低反発ブランド の世界的なパイオニア テンピュール。実は、NASAが唯一認めた高品質低反発ウレタンを使用しています。
高品質な低反発ウレタンが頭のカタチと重さに応じて形を変え、最適な高さを自動でサポートするのが特徴。
頭・肩の負担を減らし、長時間の睡眠を助けます。
また、過剰な寝返りを抑制することで、途中覚醒しにくい睡眠をサポートします。
仰向け・横向き寝・仮眠用など、色んな寝姿勢に対応するラインナップも豊富で、寝姿勢にこだわりがある方にも人気が高いブランドです。
【テンピュール 枕 仕様】
- 芯材:低反発ウレタン
- 構造:1層
- 体圧分散:◎
- 通気性:○
- サポート力:○
- サイズ(奥行き×幅):31cm×50cm~50cm×70cm
- 高さ:7cm~12.5cm
- メーカー保証:3年
- お試し:×
- 価格(税込):11,000円~24,200円
http://vicare.site/tempur-pillow/
モットン 枕
高反発マットレスで有名なモットンからリリースされた高反発枕。
ネットでしか購入できない枕ですが、マットレス同様 常に人気上位の枕です。
モットン枕のウレタンは通気性があるので蒸れにくく、人間工学に基づいた形状はフィット感も抜群。
幅広いユーザーのニーズに応えるアイデア機能も盛りだくさんです。
- 最大50通りの高さ調整。
- 高反発で寝返りサポート。
- 頸椎をストレスなく支えるエルゴノミック形状。
公式サイトからの購入には90日返金保証もつくから、はじめて使う人でも安心。
【モットン 枕 仕様】
- 芯材:高反発ウレタン
- 構造:1層構造
- 体圧分散:○
- 通気性:○
- サポート力:◎
- サイズ(奥行き×幅):40cm×55cm
- 高さ:3cm~11cm
- メーカー保証:×
- お試し:90日間(公式・直営サイトからの購入に限る)
- 価格(税込):17,800円
http://vicare.site/motton-pillow/
マニフレックス ピローグランデ
マニフレックスは欧州を中心に展開するフルウレタン寝具のブランド。
硬さの違うオリジナルウレタンを重ねて使用し、ウレタンだけで上質な寝心地を作るのが得意です。
ピローに使うウレタンには、低反発ウレタンのような柔らかさと通気性を備えた最高級のエリオセルMFを贅沢に使用。
頭を乗せた瞬間から優しく包まれる、非常に気持ちのよいピロ―に仕上がっています。
【マニフレックス ピローグランデ 仕様】
- 芯材:エリオセルMF
- 構造:1層+エアホール
- 体圧分散:◎
- 通気性:○
- サポート力:○
- サイズ(奥行き×幅):45cm×70cm
- 高さ:12cm
- メーカー保証:3年
- お試し:×
- 価格(税込):18,783円
http://vicare.site/magniflex-pillow/
BAKUNE枕
リカバリーウェアで有名なテンシャルがリリースする高品質枕 BAKUNE MAKURA。
通気性×反発力の高いポリゴンメッシュとウレタンフォームを組みあわせて、自分で寝心地をカスタマイズできるユニークな仕様。
高さと硬さの調整ができ、5cm~10cmで12パターンから選べる。
カバーとポリゴンメッシュは水洗いが可能で、衛生的に使える点も非常に良き。
【テンシャル BAKUNE MAKURA 仕様】
- 芯材:3Dポリゴンメッシュ・高反発ウレタン・低反発ウレタン
- 構造:4層
- 体圧分散:◎
- 通気性:〇
- サポート力:○
- サイズ(奥行き×幅):40cm×70cm
- 高さ:5cm⇔10cm
- メーカー保証:×
- お試し:×
- 価格(税込):21,780円
http://vicare.site/bakunemakura/
トゥルースリーパー セブンスピロー
背中から支えるトゥルースリーパーのロングセラー枕セブンスピロー。
トゥルースリーパーシリーズお得意の 上質な低反発ウレタン をふんだんに使用。ベッドのほぼ全域をカバー*するから頭が落ちることもありません。
*シングル:幅90cm・セミダブル:115cm・ダブル:140cm
仰向け寝⇔横向き寝のどちらもスムーズに移動でき、背骨も歪みにくいのが特徴。
どの寝姿勢でも気道が開きやすく、呼吸が楽になります。
背中から支えるので枕高さを調整する必要がなく、枕高さが気になる人やストレートネックの方にもおすすめです。
【トゥルースリーパー セブンスピロー 仕様】
- 価格(定価):16,280円~21,780円
- 芯素材:低反発ウレタン(スムースヴィスコエラスティック)
- 構造:1層
- 高さ調整:2段階
- 奥行き×幅(cm):シングル 68×90/セミダブル 68cm×115/ダブル 68×140
- 高さ:9cm⇔13cm
- 反発性:低反発
- 硬さ:非常に柔らかい
- 通気性:×
- 耐久性(密度):非公表
- 保証:製品保証1年(最大3年)
- お試し:60日間
枕の洗い方
枕の洗濯
基本的に、枕で洗濯できるのはカバーだけです。
芯材まで洗えるものはほとんどありません。
【枕で洗濯できるパーツ】
- カバー:ほとんどの枕がカバーを脱着しての洗濯が可能。
- 芯材:ファイバー・3Dポリゴンメッシュなど、一部の合成繊維のみ可。
実際はウレタンフォームの芯材も洗濯できますが、素人がやると高確率で失敗します。
上記の芯材以外は洗えないモノと割り切って、小まめなお手入れや枕パッドの併用で汚れを染み込ませないように使っていくのが一般的です。
[ac-box01 title=”枕のお手入れ方法”]
◎毎日:枕を乾燥させる
- 使わないときは 枕の上に何も置かない ようにするだけで充分です。
- ときどき風通しの良いところにすのこなどを置いて乾燥させるのも良いです。
- 枕ハンガーも効果的です。
◎ときどき:枕カバーを小まめに洗濯する。
- 枕は結構汚れるので、できるだけ小まめにカバーを洗濯するのがおすすめ。
- ただ、枕カバーをいちいち取り外すのは面倒なので、簡単に取り外しできる枕パッドを使い回すのがおすすめです。
[/ac-box01]
枕の高さ調整
正直、評価・値段の高い枕を使っても「合わない」と感じることはあります。
【良品枕が合わない理由】
- 身体に歪みがある。
- 頭の収まり具合や柔らかさに違和感を感じる。
- 高さが合ってない。
どちらかというと、身体に歪みがあったり不適切な枕を長期間使ってた方ほど、使い始めに違和感や軽い痛みを感じる事が多いように感じます。
ですが、1週間くらい使ってみるとすごく調子がよくなることも珍しくなく、よっぽど激しい痛みがなければしばらく使ってみるのがおすすめです。
ちなみに、枕の高さ・硬さはある程度調整できるので、気になるときには試してみてください。
枕の高さ調整のやり方
枕の高さは微調整できます。
むしろ、「枕は自分で微調整するモノ」と思って付き合う方がストレスもありません。
ちなみに、高い枕を後から低くすることは難しいため、枕の高さ調整は 低い枕を高くすること とお考え下さい。
[ac-box01 title=”低い枕を高くする方法”]
【低い枕を高くする方法】
シンプルながら、確実で効果の高いのは、枕の下にタオル・ウレタンを敷き込む方法です。
- タオル:重ねるほどに弾性のない厚みを増せる。通気性が良く、洗濯もできるので衛生的。
- ウレタン:一定の厚みで簡単に高さ調整ができ、程よい弾性によって快適性も損なわない。
単純に枕の下に敷き込むだけで良いのですが、枕カバーに入れ込むと見た目的にもすっきり&違和感なしでおすすめです。
\枕カバーで包んでしまうのがおすすめ/
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]ウレタンシートならぐにゃぐにゃしないから、セッティングも楽ちん。[/chat]
個人的には、タオルよりも ウレタンシート を使う方がおすすめです。
【ウレタンシートのメリット・特徴】
- 適度な弾性があり、寝心地を損なわない。
- 5mm・10mm単位の厚み規格があり、高さ調整が簡単。
- 低反発・高反発・硬め・柔らかめ…と、様々な特性のシートを自由に組み合わせられる。
DIYするなら、おすすめはこちらですね。
【高さ調整用 おすすめウレタン】
おすすめのウレタンスペックは次の通り。
- 反発性能:高反発
- かたさ:硬め
- 厚さ:5mm-10mm
カッターで簡単にカットでき、枕カバーの中に簡単に挟み込めます。
\汎用の平ウレタンが、高さ調整にはもってこい/
[/ac-box01]
高い枕を低くするには、芯材を削って薄くするなどの高度な調整が必要。
枕によっては体圧バランスが崩れるので、素人がやるのはおすすめしません。
- 高さに迷った時は、後からでも高さ調整しやすい一段低めを選ぶと後から調整がしやすい。
枕のかたさの調整方法
枕のかたさは、枕カバーや枕パッドを利用するだけでカナリ変わります。
たったそれだけのことですが、効果は絶大です。
しっかりと枕に仕込みたい方は、以下も参考にしてください。
[ac-box01 title=”硬い枕を柔らかくする方法”]
枕の一番上に、薄い低反発ウレタンシート・ジェルなどの緩衝材を乗せ、枕カバーで覆います。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]薄い低反発ウレタンが安価でおすすめ。[/chat]
[/ac-box01]
[ac-box01 title=”柔らかい枕を硬くする方法”]
枕の一番下に、高硬度×高反発ウレタンシートを敷き、枕カバーで覆います。
触感を硬くしたい場合は、枕の上に敷き込んだ方が効果を感じやすいです。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]高硬度(110N以上)の高反発ウレタンを重ねると、弾性のある強度が生まれるのでおすすめ。[/chat]
[/ac-box01]
いずれも、緩衝材を差し込むだけの隙間が必要なので、高さに余裕がない枕では対応できません。
- 枕のかたさを微調整したいときも、枕は高くなる。
枕の寿命
枕の替え時
枕の寿命は次の通りです。
【枕の寿命】
- 平均的な枕:1年~3年。
- 高寿命タイプ:5年~8年。
寝具は使用状況によって劣化スピードが大幅に変わるので、メーカーで「耐久性は◎◎年」と明示することはありません。
【枕の寿命を左右する要素について】
枕は、使い方次第で寿命が長くも短くもなります。
寿命を左右する要因としては、次のようなものがあります。
- 利用者の体重
- 利用者の発汗量
- 利用頻度
- 利用環境(湿気・通気性・紫外線など)
- メンテンナンス頻度
メーカー保証が付いてるブランドほど品質は安定しています。保証年×1.2~1.5倍くらいがリアルな耐久性と思っておくのが丁度良いです。
ちなみに、枕の劣化はマットレスと違って分かりにくいので、遅くとも「3年 or 5年 or 8年」スパンを目安に、一定の使用期間で買い替えていくのがおすすめです。
【枕の買い替え時のサイン】
□ 熟睡感がない。
□ 首や肩が凝るようになった。
□ 枕が薄くなった。
□ 枕に弾力が無くなった。
□ 枕が元の形に戻りにくくなった。
□ 落ちない汚れが目立ってきた。
□ カビた。
枕のQ&A
[qa-box01 title=”店舗で選ぶ時の注意点とは?”]
店舗で試し寝する時に重要なのは、直感だけで選ばない事です。
実際に手で触れてわかるのは、実は枕の触感だけです。
実際に店舗で数分試し寝したところで正しい評価はできず、直感で選ぶと失敗することが多いです。
【店舗の試し寝でわからないこと】
- 長時間寝た時の効果。
- 通気性。
- 自宅のマットレスと合わせた時のリアルな使用感。
店舗では、その時の体調や今まで信じ込んできた認知バイアスが邪魔することもあり、認知機能自体が睡眠時とは異なることも理由です。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]試し寝で確信した直感は大抵失敗する。[/chat]
[/qa-box01]
[qa-box01 title=”通販購入の注意点”]
通販購入のキモは次の3点。
- スペックをしっかりチェックすること。
- それなりのブランドから購入すること。
- 1万~4万円の価格帯から選ぶこと。
店舗と違って試し寝ができないぶん、スペック・仕様を理論的に比較できるので、実は通販の方が賢い買い物ができると思っています。
価格も店舗より安く、持ち帰る手間もないのでメリットの方が大きいことがほとんど。
相性に心配な方は、返金保証が付いた製品を購入するのも手です。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]枕の相性は1週間も使えばわかる。保証付き製品は少なくても30日程度試せるから心配な時はぜひ利用して。[/chat]
[/qa-box01]
枕のおすすめ まとめ
枕選びで失敗しないポイントは次の2点。
【失敗し難い枕選びのコツ】
- 自分の寝方・頸椎カーブに合った形状を選ぶ。
- メーカー推奨のサイズを選ぶ。
今までの「経験即で培った誤った認知バイアス」に頼った選び方を続けると、運命の枕には一生たどり着きません。
だって考えてみて欲しい。
いま運命の枕に出会えてないのは、今までの選び方が間違っていたからに他なりません。
今までと同じ選び方をしてたら100%失敗するのは当然の結果。
今まで思ってもみなかった設定の枕でも、実際に「数日使ってみたらぴったりフィットした!」なんて話も少なくありませんよ。
[chat face=”ジーナのイメージ.jpg” name=”ジーナ” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=”maru” ]実際、メーカー推奨の枕形状や高さはカナリ正確で理想的だよ。[/chat]
【よくある思い込み】
- 枕は硬いor柔らかくないと気になって眠れない。
- 枕は高いor低くないと気になって眠れない。
- 自分に最適な形は◎◎!それ以外は合わない。
寝具は、店舗で試し寝するよりも スペック だけで選んだ方が失敗し難いアイテムです。
わざわざ店舗に行かなくても予測できるものなので、じっくりと最高の枕を見つけ出してください。
http://vicare.site/pillow-recommendation/
http://vicare.site/mattress/
http://vicare.site/lightclock-recommend/
http://vicare.site/sleepsupplements/
http://vicare.site/night-bra/